住民ディレクター事典

地方創生のヒント満載!!

IT業界に住民D動画炸裂

2004・2005年 『CEATEC JAPAN 2004 ユビキタス村 TV』インターネット放送

1996(平成8)年のスタート当初は球磨郡山江村を核とする人吉球磨地域の地域活性化を実現すべく活動していましたが、この地域で地域活性化策を求めれば求めるほど次は都市部に住む住民の「過疎市町村への意識」が変わらないと過疎市町村の問題は解決しないことがはっきりしていきます。そこで人吉球磨地域が日経地域情報化大賞を受賞したことなども経て、岸本は都市部の最大の中心地六本木の村おこしをすべく東京に住みます。東京でも住んで地域活性化に取り組む実践が始まります。六本木はすでに日本の中心地の一つで日本をリードするIT起業家などのパワーに溢れていましたが、同じ日本の人吉球磨地域に充満している人間味ある暮らしや温かさ、自然や伝統文化の豊かさと言うレベルでは理解できないほど劣っていました。当時は「都市と農村の交流」という言葉が流行りましたが都市が偉そうにしていて農村に行ってやる的な農村の面倒を見てやる的な視線が相当強かったのです。そこで岸本は日経地域情報化大賞をサポートしていたCANフォーラムという任意団体に入り、六本木ヒルズのすぐ近くにあった国際大学GLOCOMに机ももらい次々とIT業界に「山江村の松本佳久さんとボンネットバス」や「くまもと未来国体の活動的な女性達」のみなさんを登場させました。そして動画での登場ですから、写真をアップすることがやっとのIT業界の戦士たちの度肝を抜いていきました。そしてこのような動画がこれからのネット時代の中心コンテンツになること、さらに既存のテレビ局ではできない人医師球磨に支点を置いたような新しい視点の動画番組がネットによって新しい時代を開いていくことを様々な場面で訴え続けていきました。その一つがCEATEC JAPANでもありました。 CANフォーラムではすでに(一社)八百万人事務局長の高橋明子さんも中心メンバーとして活躍中でこれらの活動は高橋さんらと共に実践してきたものです。

<ちょっと詳しく>

2004年、2005年のCEATEC JAPAN(国内最大のIT展示会、幕張メッセ)にて、数日間に渡るインターネットライブ放送『ユビキタス村TV』を実施。『ユビキタス村TV』とは、CEATEC JAPANに出展した特別ブースで、住民ディレクターが自主運営したインターネット放送局です。最新のIT機器を山江村ではどのように活用できるかをテーマに、地域情報化などの話題を含めて放送しました。

http://www.nikkei.co.jp/digitalcore/digitalcore_news/

下村健一の「眼のツケドコロ」 IT見本市に「ユビキタス村TV」 http://shimomuraken1.heteml.jp/shimomuraken1.com/old/ken1-eye/2004/041002.html