住民ディレクター事典

地方創生のヒント満載!!

NHK大河ドラマ追走番組

2014年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」でした。そして役者は岡田准一さんが官兵衛でした。東峰村では官兵衛が朝鮮から連れ帰った陶工がはじめた高取焼宗家がいまも昔ながらの製法で焼き物を作り続けています。その流れで三代黒田光之公の時に小石原焼の前身中野焼きが生まれます。そして後藤又兵衛が隣の城から東峰村の松尾城を訪ねて来た時に渡っていたと伝わる「後藤橋」があり、黒田24騎の一人原弥左衛門の出身地でもあります。このゆかりのエピソードは村民のほとんどが知らないことだったことを鑑み、「軍師官兵衛」の追走番組を全50回実施することで村の歴史、文化を見直し、それにつながる福岡県内、遠くは播磨の地、京都、伊丹などとの連携を進めながら全国認知度のある大河ドラマの威を借りて小さな村の小さな歴史、文化を発信する試みを1年かけて実施しました。大きな反響と村民の変化がありました。地域活性化の手法としての大河ドラマ追走番組は大変有効です。昨年はとうとうNHK会長、「軍師官兵衛」チーフプロデューサー、そして官兵衛筆頭家老役の濱田岳さんや次の家老役、高橋一生さんなどともお会いでき新しい住民活動としても十分モデル化できたと確信します。そして2年目の「花燃ゆ」追走番組も1月から続けています。今年は文芸批評的なドラマ批評的手法を交えて大河ドラマの登場人物の追走体験を通して当事者となってその人間の生き方を学ぶ新たな手法ができてきました。そして3年目の2016年は真田丸です。すでに3年目の準備は少しづつやっていますが、NHK大河ドラマ追走番組という全く新しい地域活性化手法の確立に向けてこれからも様々なチャレンジが続きます。

チラシ (PDFが開きます)

 ◆ご紹介資料 (PDFが開きます)  ←*内部資料の但し書きがついたまま

◆全50回追走番組報告書(PDFが開きます)

記事掲載等一覧 (PDFが開きます)

官兵衛チラシ