住民ディレクター事典

住民ディレクターとは?

ふらっと☆Nipponの現場

番組づくりは地域づくり

ふらっと☆Nipponチラシ

ふらっとnipponスライド2

 福岡県あさくら広域地域ではふらっと☆Nippon2015年の4月から ふらっと!!あさくら というコーナーで参加しています。

この番組は朝倉市、筑前町、東峰村の3市町村で構成するあさくら広域地域の魅力を全国に伝えます。東峰テレビがある東峰村では広域での番組づくりとは別にふらっと!!東峰としても自主参加し、隔週での番組づくりを実施しています。

ふらっと!!あさくらチラシ

ふらっと!!東峰チラシ

ふらっと☆Nipponの現場の俯瞰図

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世界唯一?!素人仕様の低コスト簡易中継システム

東峰テレビスタジオは元々診療所だった建物をそのまま活用しています。フロアに簡単な敷物をしたぐらいで防音対応などにはほとんど手をかけていません。一般のテレビ局では数千万円という膨大な費用をかけて整備しますが東峰テレビスタジオは10数万円の費用しかかけていません。

 

スタジオセットも東峰ムラガールズという地域づくりに取り組む任意団体の協力で数万円で出来上がりました。毎週高取焼や小石原焼に盛られた生花が華々しくスタジオを飾ってくれますがこれもムラガールズのメンバーが自宅やご近所からいただいたものを中心に協力してくれています。

 

ビデオカメラやスタジオ中継用の音声、映像効果などの機器も誰でも簡単に操作できるように民生機で揃えました。今では農家の奥さんやサラリーマン退職者の方などが地域貢献としてこれらの機材を操作してくださいます。こうやって機材ひとつひとつが誰でも気軽に触れるものなので一人の世界に陥りがちな技術面でもコミュニケーションが活発に生まれます。

 

またこのスタジオを動かすのはほとんど全員が素人なので緊張した雰囲気がなく、失敗を恐れず誰でも気軽にチャレンジできるのが大きな特徴です。初めての番組出演者も普段の素のままで話せているのはスタジオが人も機材も技術も全部が素人仕様でいつでも誰でもチャレンジできる環境を作っているからです。

 

当日スタジオ出演で鍛える即興力、表現力

住民のリポーターやゲストが放送日当日東峰テレビ局にやってくる時はほとんど番組がどのように展開するのかわからない状態で来ます。もちろんそれぞれに放送する内容は考えてくるんですがこの状態から放送の本番までがこのスタジオが最も活性化する時間です。一般のテレビ局では70分もの生放送をするには早朝からリハーサルを重ねますが素人集団で番組づくりをする場合は集中できるのは1回です。何回もリハーサルをするとどんどん緊張感がなくなり集中力に欠けます。しかも中継放送を即興力で対応する力が地域づくりの現場で役立つ力になります。さらにテレビ番組の仕事は写真で見てもわかるように様々な役割があり、新聞記者と違ってチームワークで成り立っています。この働きも地域で何か行動する時にチームワークの大切さを身体で覚えているので大いに役立ちます。スタジオは番組のテーマに沿って議論され、構成、整理されていく場ですのでぼんやりと考えていたことがハッキリしていきます。短い時間で自己表現する経験を積むことで多くの人と共同作業をする時も全体を見ながら判断できる習慣が身につきます。

 

当日web出演でも深い交流体験が!!

スタジオにはいませんがweb上で出演するスタッフが全国各地からPCを通して登場します。その姿はスクリーンに映し出され、スタジオのスタッフと一緒に放送までの作業をします。web出演はスタジオとは違って自分や仲間だけの空間からネットを通じての出演ですが、ずっとスタジオのみなさんと空間を共有してるので想像以上にみなさんとの交流は深まります。またプロデューサーとの番組の詰めはスタジオ、web上関係なく「伝えたいことは何か?」を突き詰めることなので「恐るべし !!web出演」となります。

 

web打ち合わせで日常のコミュニケーション活動

Facebookと同じく事前打ち合わせで大きな効果をもつのはweb打ち合わせです。特にあさくら地域以外の全国のみなさんは日常はweb上でしか会えません。しかも家庭や仕事があってみんなが一緒に打ち合わせられるのは深夜です。住民ディレクターのweb打ち合わせは深夜のシンデレラタイム(12時頃)あたりで行われますが、このweb打ち合わせへの参加者は女性が多いだけに井戸端会議的な面白い展開が多発し、番組づくりというテーマがあるだけにwebを活用した日常のコミュニケーション深化の可能性を開拓しています。

テレビ局の和室が交流の現場

東峰テレビCafe(和室): お茶、コーヒー、酒で交流推進

東峰テレビでは生放送終了後、ゲストやスタッフはそのまま渡り廊下を通って和室に入りお茶やコーヒー、アルコールなどで打ち上げを行います。スタジオとは違ってここではみなさん談論風発、自由闊達に幅広い話題を話し合います。番組に関することだけではなく地域生活全般のことが話題になるのでこの自由な語り合いの中から次の企画が生まれる泉のような場所になっています。

 

これまで放送した番組一覧

毎回、テーマ毎に関わる住民が登場し、リポーターやゲストとして活躍。番組視聴はこちらで。

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各市町村での企画会議

企画会議は朝倉市、筑前町、東峰村で輪番制で開催しています。お互いの地域を知るためにもそれぞれの地域で交互に開催し「あさくら広域」というエリアの確立を目指しています。

 

講座の現場

住民ディレクター講座

住民ディレクター講座はこのような番組づくりを前提にした実戦講座です。ここでは番組づくりで行う企画会議、取材、構成、編集、放送の一連の動きをシミュレーション的にやります。番組づくりではなかなか動けない方々も講座には出れる人もあり、新たな人材開拓の場としてまた住民ディレクターの真髄を追体験してもらう場として少し緩く集まれる人材交流の場となっています。

 

Facebookの現場

Facebookでの打ち合わせ

スタジオやweb上の打ち合わせを経ていよいよ本番の放送を迎えますが、実はその前にFacebookをフル活用した事前打ち合わせが頻繁に行われています。このノウハウはいまや日常活動化しており、住民ディレクターの番組づくりのプロセスでとても重要な現場です。このようなFacebookによる企画打ち合わせの日常化はおそらくふらっと☆Nippon独自のノウハウで企画のかなり深い部分まで入り込んでいきます。これらの日常活動があるからこそ住民ディレクターのみなさんは放送当日の「出たとこ勝負!!」に強くなっています。

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